Digital Iwago Iwago's Report

岩合さんが世界各地で撮影した写真レポート。Mapの見たい場所をクリックしてね。




さて次に訪れたピーターさんの牧場で、僕は恐怖の体験をしてしまった。ある一頭の豚を撮影していたら、何を思ったか、その豚、すごい勢いで走り寄り、僕を押し倒したのだ。豚にのしかかられても、ちっともうれしくない。力いっぱい蹴飛ばしたから助かったものの、コワカッタ。ヤラレル、と思った。しかしその瞬間、「岩合さん、豚にヤラレル。」という記事がでたら、カッコ悪すぎると思った。ライオンの撮影だって何度もしてるのに、豚ではね。まあ、トンでもない体験でした。

この直後に襲ってきたメスのブタ。近づきすぎてごめん。


この牧場主のピーターさん、実にさまざまな動物と暮らしている。豚がいる。サホークという種の、顔が黒い羊がいる。スコティッシュハイランド・キャトルという、毛の長い牛がいる。牧羊犬がいる。ダチョウがいる。エミューがいる。ニワトリがいる。ウサギがいる。部屋の中では、グレーカンガルーまで袋に入っている。そして一頭一頭、一羽一羽、すべての動物に名前をつけ、牛のことを“ベンちゃーん”なんて呼んでいる。お母さんが交通事故にあったウォンバットの子供も育てていた。もう少ししたら、野生に返してあげるのだという。ところでキャメディアE‐ 10 で撮影したウサギ、まったくの自然光ですが、なかなかいい雰囲気でしょ。デジタルカメラもこういうニュアンスが撮れるようになったんだから、進化したものだね。
(岩合光昭 談)

スコティッシュハイランド・キャトル種。
ベンと呼ばれるオスが近寄ってきた。
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