Digital Iwago Iwago's Report

岩合さんが世界各地で撮影した写真レポート。Mapの見たい場所をクリックしてね。

Australia編 最終回 「オーストラリアのビーチボーイと出会い、ビーチボーイズを聴きたくなった。」

灼熱の砂浜を、オーストラリアアシカが寝そべっている

オーストラリアアシカの生息地であるカンガルー島シールベイ自然保護区は、厳しいルールで守られている。レインジャーガイドの同行なしに砂浜に降りたつこともできないし、オーストラリアアシカに7m以内に近づくこともできない。夏の砂浜は40℃を超え、暑い北風が内陸からの熱を運んでくる。ざっと見渡して、砂浜300mぐらいの距離に100〜200頭ほどのオーストラリアアシカと、無数のギンカモメがいる。

ガールハントに失敗

オーストラリアアシカのオスはまるまると太っていてカラダが大きく、一見してオスとわかる。海からあがった若いオスが、海岸線を行ったり来たりしている。ガールハントなのだろうか、メスの姿を見つけて近寄ろうとするが、すぐさま他のオスに威嚇され、すごすごと退散した。ちょっと照れくさそうな表情に思え、親近感がわいた。彼のことを、僕は“ビーチボーイ”と名づけた。オーストラリアアシカは一年半周期で繁殖期を迎えるという、珍しい特性をもっている。つまり夏仔と冬仔が交互に生まれるのだ。さて、宿に帰ってからは毎晩ビーチボーイズを聴きながら撮影のイメージトレーニングをした。

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