Digital Iwago Iwago's Report

岩合さんが世界各地で撮影した写真レポート。Mapの見たい場所をクリックしてね。

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第4話 オリンピック国立公園編-2 オリンピックマーモットは、この地域固有の動物だ。オリンポス山をバックに撮影。

オリンピック国立公園には、氷河に覆われた山脈に、オリンポス山がそびえている。この公園のシンボル的存在だ。6月だというのに、朝の気温は氷点下。草には霧氷がついている。午前8時過ぎにようやく、オリンピックマーモットが巣穴から顔を出した。ここは、高い山脈によって孤立した半島のため、オリンピックマーモットのような、この地域固有の動物が生息する。

撮影する岩合さん オリンピックマーモット

巣穴から出てきた彼らは、忙しく動き回って草を食べる。時おり、後ろ足で立ち、遠くをうかがっている。尾根をオグロジカなどの動物が通りかかるたびに、すばやく巣穴に隠れ込む。あるとき、一匹のオリンピックマーモットが、僕の脇をじーっと眺めていた。何かなと思ったら、僕の後ろにカメラケースが置いてあったのだが、それをカラスがつついているのを見ているのだった。僕はオリンポス山を背景に、オリンピックマーモットの写真を撮った。空にはアメリカ合衆国の国鳥ハクトウワシが翼をはためかせ、獲物を狙っている。

オリンピックマーモット オリンピックマーモット オリンピックマーモット
オリンピックマーモット
ハクトウワシ オグロジカ オグロジカとオリンピックマーモット
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第5話 オリンピック国立公園編-3 コケに覆い尽くされたレインフォレスト。独特の世界に圧倒される。

撮影する岩合さん オリンピック国立公園のレインフォレスト
オリンピック国立公園のレインフォレスト ナメクジ

樹齢数百年はあろうかという巨大なトウヒやモミの枝から、コケが巻きひげのように垂れ下がり、幹をはいずる巨大なナメクジに驚かされる。ここは、世界遺産にも登録されているオリンピック国立公園のホー・レインフォレスト。世界でも珍しい針葉樹が優占した温帯雨林だ。

アメリカクロクマ リス オグロジカ
ウサギ 撮影する岩合さん

このあたりはアメリカのなかでも最も雨の多い地域のひとつで、コケに覆い尽くされたうっそうとした森は、南米のような熱帯雨林とは異なる独特の雰囲気だ。ひんやりとした湿気を肌に感じながら、昼間でも薄暗い森の中を歩いていると、尾の黒いオグロジカを見かけた。神経をはりめぐらしているように見える。この森にはアメリカクロクマもいるせいか、どこか緊張感が漂っている。ウサギやリスも、このレインフォレストの住人だ。

オグロジカ