Digital Iwago Iwago's Report

岩合さんが世界各地で撮影した写真レポート。Mapの見たい場所をクリックしてね。




ダテス渓谷、トドラ渓谷と、ゴツゴツした岩肌が続く山あいを進み、世界遺産にも指定されたアイット・ベン・ハドゥへと向かいました。岩場で、15歳ぐらいの羊飼いの少女に会いました。なんと彼女は小柄な身体に羊を背負い、家に連れて帰るところでした。しばらく進むと、桜のようなアーモンドの花が満開に咲き誇っていました。平原では思いがけず、ラクダの子が歩いているのと出会い、<キャメディアE-10>でパチリ。子供に近づくと、すぐに親ラクダが戻ってきました。


アトラス山脈の中腹に位置するアイット・ベン・ハドゥは、土造りの村。要塞と邸宅を兼ねたカスバの集落が見事に残され、さすが、数々の映画のロケ地として選ばれるのもうなづけます。城壁のなかで、ラバや七面鳥がかわれていました。砂漠を進み、ワルザザート郊外の湿地帯を走り、やはり世界遺産に指定されているマラケシュに到着。広場では軽業師が妙技を見せ、ヘビ使いやサル使いが大勢の観客を集めている。羊飼いにしか会わないような山あいから、人でごったがえすマラケシュに来て、いささかカルチャーショックを覚えました。



これ、木に山羊がなっているかのような不思議な光景でしょ。実はこれ、観光用として見せているんですが、乾燥地帯では緑を食べるために山羊は木にも登る。みんなびっくりして見ていました。羊をはじめ、いろいろな家畜に会ったモロッコですが、人が動物におだやかに接していたのが印象的。期待どおりの魅力を見せてくれ、<キャメディアE-10>での撮影ショットは膨大になりました。
(岩合光昭 談)