撮影取材記:ベトナム Part1

岩合さんが世界各地で撮影した動物たちの写真レポートです。国・地域別でご覧いただけます。



オーストラリアから帰ったあと、キャメディア(オリンパスのデジタルカメラ)と一緒にベトナムに行きました。ハノイから中国国境の山村に行き、そこの村々を廻るルート。アフリカやオーストラリアとはまた違った、動物と人々の生活が見られると期待し、ハノイに降り立ちました。さっそく身体にジトッと湿気がまとわりつきます。

田起こしに出かける水牛。左が子で右が母牛。


ハノイは露店市場が立ち並び、実に活気にあふれています。ベトナムの人々は早起きで、朝5時ぐらいから、ニワトリやアヒルなどを自転車やバイクに積めるだけ積み、市場に売りにやって来ます。売買の様子を観察していると、ニワトリのオシリをつついてグループに仕分けている。どうやらフンが飛ぶ様子を見て、健康状態を判断しているようなのです。野菜も採れたてで、ほんとに旨い。実は僕、ベトナム料理などにつきものだったコリアンダーが大の苦手だったのですが、こちらに来てフレッシュなコリアンダーに出会ったら、食べられるようになりました。ハノイ近くには、いま日本にもよく輸入されているバッチャン焼きという染め付け陶器を作っている村があります。そこを訪れ、さあ、いよいよ中国国境の村へ、本格的な撮影取材に出発です。
(岩合光昭 談)

市場へとアヒルを運んでいく。

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