岩合百科

岩合百科

プロフィールや語録など、岩合さんに関する情報を大公開!

岩合百科 Encyclopedia of Iwago 協力:岩合写真事務所

岩合光昭

岩合光昭(いわごう みつあき)は、東京都出身の動物写真家である。父は日本における動物写真家の草分け的存在と言える、岩合徳光氏である。世界的なネイチャー雑誌「ナショナルジオグラフィック」の表紙を2度に渡って飾った、日本でただ一人の動物写真家(2017年3月現在)である。

岩合さん

国籍 日本国旗日本
生年月日 1950年11月27日
出身地 東京
血液型 B型(本人曰く「典型的」だそうだ)
身長 170cm
言語 日本語・英語
最終学歴 法政大学経済学部
師匠 岩合徳光

人物

少年期より写真に親しむ。大学在学中の1970年、動物写真家である父・岩合徳光とともにガラパゴス諸島を訪れ、自然の美しさに感動したのが契機となり、卒業後、動物写真家として活動を始める。

以後、世界中のあらゆる地域をフィールドに野生動物や大自然を撮影し続けている。独特の色とコントラストを持つ作品は、海外メディアからIWAGO'S COLORと賞賛されたこともあり、ナショナルジオグラフィック誌をはじめとする海外のメディアでも数多く特集されている。また野生動物だけでなく、身近な動物であるイヌ、ネコも撮影し続けており、数多くのファンを獲得している。

1982年~84年までアフリカ・セレンゲティ国立公園に家族と共に滞在、その時の取材をもとにした写真集『おきて』は全世界で20万部を超えるロングセラーとなっている。また、表紙のライオンの親子の写真は、日本人写真家として初めてナショナルジオグラフィックの表紙(1986年5月号)を飾り、以後1994年12月号でも雪玉を抱えた子ザルの写真が表紙になっている。

デジタルカメラは1997年から使用し、山梨県小淵沢町の自宅周辺の自然をデジタルカメラで1日1枚366枚撮り続けたデジタル写真集「岩合光昭デジカメ日記」(平凡社)を刊行。2001年からはWebサイト「デジタル岩合」を開設。写真(デジタル画像のみ)と併せて撮影取材記などをアップしている。

1989年よりVTR取材を開始。NHKとのパートナーシップで「MITSUAKI IWAGO'S NATURE WORLD」を制作。番組はビデオやDVD化され、その後もさまざまなハイビジョン番組を撮影している。2001年秋から1年ほどかけて、カナダ北極圏にてホッキョクグマをはじめ極北のさまざまな動物たちをハイビジョンカメラとスチールで取材。そのハイビジョン映像は2002~2003年の3回にわたりNHK衛星ハイビジョン番組「岩合光昭の新たな挑戦~極北の大自然~」として放映され好評を博した。また、2003年夏~2004年春には中国取材に取り組み、2004年秋~2005年にNHK衛星放送及び総合波で、野生のジャイアントパンダ、キンシコウ、トキなど最新映像の番組が放映されている。

その後も、世界中で精力的に取材をし続けており、地球上の生き物すべてのいのちを脅かす地球環境の急激な変化と影響を自身の目で見つめ、さまざまなメディアで伝え続けている。

主な受賞

  • 1980年 第5回木村伊兵衛写真賞 (1979年度・「海からの手紙」(写真集・アサヒグラフ連載))
  • 1985年 講談社出版文化賞(写真賞)
  • 1985年 日本写真協会年度賞
  • 2008年 児童福祉文化賞(「地球動物記」に対して)
  • 2009年 第33回野口賞(芸術・文化部門)

テレビ(ムービー/TV番組撮影)

NHK

  • 『ウオッチング 「ラッコの肝っ玉かあさん」』(1985年)
  • 『ウオッチング 「トラなんかこわくない・インドの鹿サンバーの防衛術 」』(1986年)
  • 『地球ファミリー 圧巻!クジラのエサとりをとらえたハワイ・アラスカ』(1990年)
  • 『地球ファミリー 疾走!チーター親子の狩りを見た』(1990年)
  • 『NHKスペシャル 生中継ガラパゴス・生きものたちの王国』(1995年)
  • 『大自然スペシャル~動物カメラマン 野生へのまなざし~氷原の王者ホッキョクグマに迫る』(2003年)
  • 『NHK大自然ドキュメンタリー「カメラマン岩合光昭 極北を撮る」』(NHK-BS)
  • 『岩合光昭の世界ネコ歩き』(2012年8月6日~ /NHK-BSプレミアム)

その他(審査員等)

  • 日経ナショナルジオグラフィック誌写真コンテスト審査委員(創刊当時~2005年)。
  • ネイチャーフォトコンテスト「岩合光昭写真賞」審査(富山県福岡町ミュゼふくおかカメラ館様主催)(2000年~2009年)
  • 2003年度 世界報道写真コンテストの審査(世界報道写真財団/本部オランダ)の招聘
  • 2003年国際映像テレビ祭(カナダ開催)ハイビジョン番組制作のセミナー講演会
  • 日本テレビ「世界一受けたい授業」出演4回
  • TOKYO-FMレギュラー番組「Heart Sharing --- 岩合通信」(2005年10月~2008年6月/毎週日曜放送)
  • 木村伊兵衛写真賞 選考委員(2010年度~2016年度)
  • WWFジャパン 顧問(2010年~)
  • 2014年 写真展「ねこ」、「ねこ歩き」(企画制作:株式会社クレヴィス)ご来場累計100万人を突破
  • 2015年 写真展「ねこ」、「ねこ歩き」、「ネコライオン」、「どうぶつ家族」、「岩合光昭の世界ネコ歩き」が全国各地で開催中

その他TV、ラジオ多数出演。

岩合家のネコ

海ちゃん(Kai Chan)

女の子で、30年以上前に、岩合さんと初めて一緒に暮らしたネコです。東京のお寺で一目見で気に入り、住職の夫人にお願いして岩合家へ来てもらったそうです。夫人は「この子のようにもらわれて幸せになる子もいます。可愛がっていただきなさいね」と海ちゃんの頭をなでておられたそうです(「海ちゃん」新潮文庫・「ママになったネコの海ちゃん」ポプラ文庫)。おてんばですが、岩合さんの写真のモデルにたくさんなってくれました。世界のネコを撮り続けている岩合さんは、海ちゃんに似ている模様のネコを見つけると、思わず「海ちゃん!」と呼びかけてしまうことがあるそうです。

にゃんきっちゃん

岩合さんの娘さんのネコです。全身真っ白で、眼がくりっとした男の子です。小さい時に前足をウマにくわえられて、肉球をひとつ失ってしまいました。にゃんきっちゃんは、そのことを人に言うのを聞くと不機嫌になるそうです。

柿右衛門(Kakiemon)

キリッとした顔の三毛の女の子です。出会いは、八ヶ岳の麓の岩合家へ野良としてやって来たのが始まりです。なかなか家の中まで入ってくれるネコには出会えません、彼女はいつの間にか仲良くしてくれて、岩合家の一員になりました。木登りも得意で、今まで知らなかったネコの世界を岩合さんに見せてくれた野性味あふれるネコなのです。文庫「ネコさまと僕」(新潮社)の表紙の岩合さんのまぶたを押しているのは柿右衛門です。

ケナ

岩合さんが、毛の長いネコと暮らすのはケナが初めてです。見た目には気品を感じますが、気取ったところは微塵もなく、ネコ本来の魅力を見せてくれるそうです。岩合さんは毛の長いネコに憧れていたそうです。

岩合語録

「アニマル度が上がる。」

2008~2009年頃にトークショー等でよく使っていた言葉。岩合さんが撮影のとき自身の「勘」で撮影位置を決める事が多い。その「勘」が当たって素晴らしいカットが撮れることは稀ではない。この勘が鋭くなる事を「アニマル度がまた一段と上がった」と表現した。岩合さんは普通の人たちより間違いなく「野生の勘」=「アニマル度」が高いと思われる。

「ネコの道は、ヒトの道に通じます。」

写真集「そっとネコボケ」(小学館)の帯に使われたフレーズ。

「ネコの動きをみれば、ヒトの動きがみえてくる。」

写真展「ねこ歩き」の時に使われたフレーズ。

「この星に、ネコがいる幸せ。」

写真展「ねこ」の全国巡回展の時に使われたフレーズ。

「ネコが幸せになればヒトも幸せになり、地球も幸せになる。」

写真集「ちょっとネコボケ」(小学館)の帯に使われたフレーズ。後に写真展の広告やポスターにも使われた。

「家族、いのち、地球…みんな、どこかでつながっている。」

写真展「どうぶつ家族」の時に使われたフレーズ。写真集「どうぶつ家族」(クレヴィス)の帯には「どこかでつながっている」と一部が使われた。

「ネコは小さなライオンだ。」「ライオンは大きなネコだ。」

写真展「ネコライオン」の時に使われたフレーズ。写真集「ネコライオン」(クレヴィス)の帯や本編にも使われている。

「いいこだね~」

『岩合光昭の世界ネコ歩き』(NHK-BSプレミアム)の番組内での岩合さんが被写体のネコちゃんにかける言葉。1回の収録時に何度も言われるので話題になる。ある時、人間の小さな男の子を岩合さんが褒めようと「いい子だね~」と言ったら、「僕はネコじゃない!」と怒ってしまったことがあるそうです。
2015年12月4日、ヤマケイ新書(山と渓谷社)から「いい猫(こ)だね」が発売される。

▲ページの先頭へ